葬儀は派手にやることに反対という人が増えています。それは、何にお金を使うかという日本人の意識の問題であります。日本人は、家、洋服、親族などの付き合いなどにお金をかける傾向にあります。最近では、世界各国の影響を受けて、いろんな考え方が広まり、価値観が多様化しています。

葬儀は、故人のためにやるというよりも残された遺族などのためにやるということに重点が置かれていた従来のやり方を見直すという動きが見られます。葬儀は結婚式と同様になるべくシンプルなものにして、集まった参列者が負担を感じない程度にすることを考えるようになっています。そのことは、物よりも心でという観点に立っているということです。今後は、物をたくさん買い集めたり、揃えたりするよりも必要最小限のもので気持ちを込めてシンプルな内容で実施していくということに視点が移るようになっていきます。

それは、世界の貧しい国の影響もあり、日本だけが独り歩きをしないように国際的にも孤立しないようにという配慮が見られるということになります。シンプルな住宅で、シンプルな服装で、シンプルな親族との付き合いを通じて、あまり精神的にも負担をかけないで円満に人間関係が築けるようにすることが必要な時代に来ていると言えます。さらに、海外から見た日本という意識を強く持って行動する日本人が増えていくことが予想できます。と同時に、介護においても子育てにおいても、シンプルな方法でやっていくことを研究する人が増えていくことが期待されています。

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