宗教や宗派によって葬儀の仕方は違います。一般的に多く行われているのは仏教によるもので、臨終を迎えた時点から始まります。流れはまず、病院からでも構わないので葬儀会社に連絡をします。どこにお願いするか決まっていない場合は病院が紹介してくれることもあります。

連絡後、スタッフが駆けつけご遺体を自宅や葬儀会場に搬送してくれます。スタッフが枕飾りをしたり、納棺の準備などをしてくれるので、その間に喪主としてのあいさつを考え、どの親戚までお知らせするか、会葬御礼品はどのようなものにするかといったことやお寺が決まっている場合はお寺への連絡、各種届の作成などを行います。その夜は通夜となります。自宅で行う場合は夜遅い時間に弔問に来る方もいます。

会場で行う場合は時間によって門が閉められることもあり、親族もご遺体とともにいられないこともあるので、あらかじめきちんと確認をします。通夜後は告別式、葬式となります。葬式や告別式の後出棺となりますが、地域によっては火葬をしてから告別式になるところもあるので、遠方から来る人には伝えておく必要があります。葬儀後は僧侶へのもてなしを行い、親族で故人を偲びます。

香典のチェックはできるようならばなるべく早くに行い、多めに持参してくれた方には改めてお礼をするなどします。なお、香典返しは四十九日法要までにすませるようにします。葬儀は通夜や告別式だけでなく、臨終を迎えた瞬間からととらえることが大切です。