一口に葬式の費用と言っても、様々でそれぞれの金額の合計が最終的な支出になります。まず、葬儀社へ支払う代金です。これは、概ね見積もりをしてもらうことで想定が出来ます。差が生じるのは、会席者の引き出物の数です。

この金額も、葬儀社へ支払う代金の中でもかなりの割合を占めるものとなりますので、予め、金額をどの程度かを心づもりしておかなくてはなりません。次に、お寺へ支払う読経料、戒名料です。仏式で行う葬式の場合には、枕経、お通夜、葬儀、初七日までの一連の流れで行ってもらうので、これらが読経料に当たります。また、仏様となった故人の名前として戒名を付けてもらうので、この費用もかかります。

宗派やお寺の格、地域差によってもこの費用は差があります。予め、葬儀を依頼した時に住職から説明もあるので、どの程度で行ってもらいたいかを伝えましょう。そして、葬式では身内や親族の飲食接待費用もあります。無駄になる場合もあるので、ある程度の人数を想定しておくと大きな無駄にならないで済みます。

葬式を執り行うには、これらの3つの費用がかかるのでそれぞれどの程度で抑えるか、または、希望に応じてここはお金を投じても良くしてもらいたいとか、事前にまとめておくと戸惑いが少なくなるだけではなく、希望に応じた葬式を出せるようになります。詳しい内容を理解しておくことで、予算がある程度想定できるようになるので、安心感もありますし後悔のしない葬儀を行えるようになります。